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2007年の「クジラ海道」プロジェクトは終了しました。
調査結果についてはこちらをご覧ください。


「クジラ海道」プロジェクトとは?

「クジラ海道」は、南太平洋のザトウクジラに関するグリーンピースと科学者とのコラボレーションによって実現した科学調査プロジェクトです。

この「クジラ海道」プロジェクトは、衛星を使って南半球のザトウクジラを追跡する世界初の試みです。ここで明らかになるのは、トロピカルな気候の南太平洋で子供を産み育てたザトウクジラが餌を求めて南極海へ向かう長い道のり。

           
この「クジラ海道」では、特に過去の捕鯨などの影響から生存数がまだ回復していない、南太平洋のクック諸島とニューカレドニア沖に生息するザトウクジラの 群れの数頭を追い ます。この未知なる旅路を通じて、地球上のクジラ全体が直面している様々な環境脅威について考えていきます。年間30万頭も のクジラやイルカの混穫、船との衝突、海洋汚染、そして地球温暖化。クジラを脅威にさらす深刻な問題は、我々人類にも大きくかかわっているのです。
 
こ のような脅威から少しでも離れて、南半球のクジラが安心してその時を過ごすことができるところはあるのでしょうか?世界中の80%のクジラ類が餌を求めて 回遊する南緯60度以南の南極海。この南極海は国際的にクジラ保護区に指定され、クジラが安心して生息することが約束された海です。
粕谷 俊雄 IWC科学委員 兼 帝京科学大学教授(当時)

            『私は80年代に水産庁に在籍し、調査捕鯨計画の立案にかかわった。 その際、我々に与えられた条件は「経費をまかなえる頭数を捕鯨でき、しかも短期では終わらない調査内容の策定」だった。 今では、法の網をくぐるような調査捕鯨の発足に手を貸したのは、うかつだったと悔やんでいる。』

(2005年10月3日 毎日新聞より抜粋)


しかし、この南極海のクジラ保護区では、国際機関からの再三の勧告にもかかわらず、世界で唯一日本政府が「調査」と称して、絶滅危惧種を含む1,000頭以上 のクジラを捕殺し、その肉を日本の市場で販売しています。「クジラ海道」で追跡するザトウクジラも、日本の捕獲対象になっているクジラ達です。「クジラ海道」では、日本政府の行っているクジラを殺す調査ではなく、クジラを殺さない科学的な調査方法を用いて、ザトウクジラの生息について調べていきます。