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過去に起きた商業捕鯨によるクジラの乱獲への反省から、南半球のインド洋や南極海は国際捕鯨委員会でクジラ保護区として定められ、その海域での捕鯨は永久的に禁止されています。
基本的に多くの捕鯨が自国海域の近くで行われています。しかし、世界最大規模の捕鯨が現在も行われているのが南極のクジラ保護区の中という矛盾がおきているのも事実です。そしてその捕鯨を行っているのが日本の捕鯨船なのです。
「調査捕鯨」という抜け穴
商業捕鯨が禁止されているのにまだ南極海などで捕鯨が許されているのは、この捕鯨が「調査」を名目として行われているからです。ただ、調査のために絶滅危惧種を含む1,000頭近いクジラを捕獲し、捕獲されたクジラは巨大な洋上加工船で加工、箱詰め、そして出荷用に冷凍までされ、日本に到着後すぐに市場に流れるというシステムが本当に調査目的なのかは世界的に疑問視され「調査の名を借りた商業捕鯨」だと批判の的にされています。この「調査」には私たちの税金も使われています。
世界的に南極の環境を大切にしようという国際的な気運が高まっている中、はるか遠い日本の領域外のクジラ保護区でクジラを獲ることを「調査だ」「日本の文化だ」と主張することが、いかに身勝手な発言と捉えられてしまうかは容易に想像がつくことではないでしょうか?