==シロナガスクジラの生態==
史上最大の動物シロナガスクジラはこれまでに地球上に存在した最大の動物で、その大きさは恐竜よりも大きく、重さは最大180トン以上にもなります。繁殖はゆっくりと行われ、長生きで、寿命は短くとも80年以上だと考えられます。
生まれたばかりのシロナガスクジラは全長7メートル、重さは2,500キロほどです。
1日に400~500リットルの母乳を飲み、毎日約100キロずつ成長します。
シロナガスクジラの子供は6ヶ月間母クジラと一緒にすごし、離乳時には体長14~15メートル、体重20トンほどに成長します。メスのシロナガスクジラは、2~3年に一度、1年ほどの妊娠期間を経て子供を1頭生みます。
オキアミを一飲み!シロナガスクジラはオキアミ(小さなえびに似た生物)を主食とします。採餌方法は、オキアミの群れに急速度で突進し、何十トンもの水と一緒にオキアミを一気に口内に取り込みます。そして口の下部にあるひだ状の畝(うね)を膨らませ袋状にし水を取り込み、上あごからカーテン状に伸びたヒゲでオキアミが口から漏れないようにし、のど袋と舌で一気に水を押し出した後、頭を水上に出しオキアミを飲み込みます。南極海のシロナガスクジラは一日に3,500キロものオキアミを食べますが、採餌をするのは採食期間だけで、年間でその時期以外には一切捕食しません。
シロナガスクジラと捕鯨シロナガスクジラの泳ぎは速く、短い距離であれば時速50キロで泳ぐことができます。
この特技と強力のおかげで、シロナガスクジラは何世紀にもわたって生き残ってきました。体に手投げの銛がささったとしても、捕鯨船の銛の綱を全て引きちぎってしまうため、すぐに綱を切らなければ船ごとシロナガスクジラに引っ張られてしまうほど強力でした。
しかし銛銃が発明されると状況は変わり、シロナガスクジラはその体の大きさから格好の標的となりました。南極海では全体の99.5 パーセントがすでに捕獲され、果たしてその個体数が今後元に戻るかどうかは明らかではありません。
日本の沖合でのシロナガスクジラ漁は、ピーク時の1911年には捕獲数が243頭にも達しましたが、捕獲を停止した1964年には7頭までに減少しました。
シロナガスクジラの驚くべき事実シロナガスクジラの心臓は600キロもあり、主要血管である大動脈は何と直径20センチ以上もあります。これは、小さな人間の子供が中を這いまわれるほどの大きさです。
舌の重さは2,500キロ以上もあります
1,000マイルも離れたところにいる他のシロナガスクジラにも聞こえるほど大きく、地球上の動物の中で最も声の大きな動物です