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==ナガスクジラの生態==
2番目に大きいクジラ
ナガスクジラは、全てのクジラの中で2番目に大きい種です。90年以上も生き、成体になるまでは25年から30年程度かかると言われています。また雌は雄よりも大きく、身長27メートル・体重80トンにもなります。
大型鯨種の中で最速のスイマー
ナガスクジラは、大型鯨種の中で最速のスイマーです。時速37キロメートルの遊泳スピードを維持することができ、また短距離では時速40キロメートルという記録が残っています。
絶滅危惧種
ナガスクジラは、国際自然保護連合(IUNC)により絶滅危惧種に指定されています。
海水ごと餌の群を一飲み
ナガスクジラは、シロナガスやザトウクジラと同じ濾過摂食動物。群れになった小魚、イカ、オキアミ等を摂食するため、70㎥もの海水を一飲みすると言われています。彼らは鯨類最大のスピードを持って、餌の群れをボール状に追い込み凝縮してから、大きな口を開けて一気にすくい取ります。
不思議な模様
鯨類の中でも珍しいことに、全てのナガスクジラは体面に左右非対称の模様を持っています。右あごは大きな白いパッチに覆われていますが、左あごは灰色や黒色。その原因はまだ判明されていません。
ナガスクジラの捕鯨史
ノルウェー式捕鯨が日本に持ちこまれるまでは、ナガスクジラはシロナガスクジラ同様、捕獲対象としてはあまりに危険な種と考えられていました。しかし近代的捕獲様式が捕鯨産業に導入されると、ナガスクジラの捕獲数は急激に増加。それに伴い生存数は一気に減少し、1976年には南極海及び北太平洋で保護の対象となりました。しかしソビエト連邦の継続的な違法捕鯨により、生存数の減少は更に深刻なものとなっていったのです。
近代的捕鯨様式が日本に導入された当時ナガスクジラの需要はとても高く、1910年には日本だけで年間1000頭もの捕獲頭数を記録しました。その後捕獲数は減少しましたが、同種の捕鯨自体は第二次世界大戦中も続き、1940-45年の間は平均年間300頭の捕獲頭数が記録されています。1961年には初めて年間捕獲数が100以下となり、1975年には11頭の捕獲を持って、ナガスクジラの捕鯨はやっと幕を閉じたのです。
ナガスクジラの驚くべき真実
ナガスクジラは一日分の餌を食べるのに3時間を費やすと言われています。これは人間が料理と食事に費やす時間とほぼ同じです。
ナガスクジラの「声」はとても透き通っており、その「声」は極めて定期的に発せられます。初めてその「声」を聞いた者はその音を、潜水艦から発された人造的な音だと思ったほど。
ナガスクジラは、背中(バック)にある背びれがレーザー(カミソリ)のように鋭く尖っていることから、かつてはレーザーバック・クジラと呼ばれていました。